令和元年（2019年）10月23日、ホテルニューオータニ東京で、即位の礼参列のために来日した外国の元首・祝賀使節などをもてなすため、内閣総理大臣夫妻主催の晩さん会が催されました。
野村萬斎さんプロデュースで歌舞伎、文楽、狂言、能が披露された後、和テイストのフルコースが振る舞われました。
なお、お料理は、開業55周年記念『令和記念メニュー』として、ホテルニューオータニで提供されているようです。
晩さん会では、以下の飲物が提供されました。
1999年の大ブレーク以来、高い人気を維持し、今なお入手が困難な人気酒のひとつである福島県・廣木酒造本店の「飛露喜」。市販酒のナンバーワンを決める「SAKE COMPETITION」では、2012年の第一回で純米酒部門1位に輝いて以来、繰り返し10位以内に入賞している銘柄です。2019年は純米吟醸酒部門で1位を獲得しました。
とてもリッチな含み香に透き通る喉越し。品格がある純米大吟醸です。
【乾杯酒（ノンアルコール飲料）】まるで梅酒なノンアルコール（紀州）
熟成された紀州産の梅酒から、深みのある味わいと、まろやかな香りを抽出。本格的な梅酒の味わいを追求し、じっくり漬け込んだ梅酒のような味わいを実現しています。
【白ワイン】アルガブランカ イセハラ 2017（山梨県・勝沼醸造）
勝沼酒造は、1937年の創業以来、ぶどう産地"勝沼"に根ざし、「ワイン造りは農業である。良いワインを造るには良い原料が欠かせない。」と考え、 勝沼の風土での最大の可能性を求め続け、ぶとう栽培からワイン醸造まで一貫して手掛けています。
「アルガブランカ イセハラ」は、山梨県笛吹市伊勢原地区の単一畑から収穫された甲州種のみを使用した白ワインです。2010年には、フランス醸造技術者協会主催、国際ワインコンテスト『ヴィナリーインターナショナル』において、銀賞を受賞しています。
【赤ワイン】シャトー・メルシャン 椀子 オムニス 2015（長野県）
メルシャンは、日本最高品質のワイン造りを目指すべく、長野県上田市丸子地区の陣場台地にて、2003年より自社管理畑『椀子（マリコ）ヴィンヤード』を展開しており、そこで収穫されたぶどうが原料となっています。
『オムニス』とはラテン語で「全て」を意味し、『椀子ヴィンヤード』のポテンシャルを最大限表現していることに由来しています。
シャトー・メルシャン椀子オムニス2015の商品一覧（楽天市場）
和歌山県・有田の代表銘柄「温州みかん」を原料として使用した、強い甘さ・コクの感じられるジュースです。
「みかんしぼり」を製造している伊藤農園では、他にも「きよみしぼり」「不知火しぼり」「はっさくしぼり」 など、様々な品種の柑橘類のジュースを製造していますので、併せて味を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
また、正餐の前にはカクテルタイムが設けられ、ウェルカムドリンクとして、以下の飲物などが供されました。「安心院スパークリングワイン」は、日本ワインコンクール2017において最高賞ワインに選ばれているほか、数々の賞を受賞しているハイクオリティのスパークリングワインです。
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（大分県） |
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（佐賀県） |
この晩さん会では、お酒もソフトドリンクも、日本産の選りすぐりのものが供されました。
日本産のワインは、日本人にとっても馴染みが薄いのが現状ですが、こうした国を挙げての晴れの舞台で用いられた日本ワインは、味わいもストーリーも抜群です。とりわけ、天皇陛下のご即位という滅多にない機会に提供された日本ワインは、今後とも日本を代表するお酒として語り継がれていくことと思います。特別な日や大切な人への贈り物として、是非お選びになってみてはいかがでしょうか。
