【日本酒】トランプ大統領・高市総理の昼食会
2025年10月28日、公式実務訪問賓客として訪日したドナルド・J・トランプ米国大統領と高市早苗首相の初の首脳会談が東京・元赤坂の迎賓館で行われ、その後昼食会が催されました。
昼食会のメニューは、次のとおりでした。
・鶏と米国米のチーズリゾット
・米国産牛 ニューヨーク・ストリップ・ステーキ 自家製グレイビーソース 大和伝統野菜とともに
・ミックスフルーツゼリー 富有柿の器でバニラアイスクリームを添えて
・コーヒー/紅茶
このほか、高市首相の出身地である奈良県産の日本酒の「葛城 純米大吟醸」がふるまわれました。
奈良の名醸「梅乃宿酒造」が誇る純米大吟醸「葛城(かつらぎ)」は、蔵人たちが丹精込めて仕上げた逸品です。厳選した酒米を40%まで磨き、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香と繊細な旨みを両立。透明感のある味わいの中に、米の甘みと酸のバランスが見事に調和しています。冷やしていただくと、上品な香りとキレの良さが際立ち、食中酒としても最適。特別な日の乾杯や贈り物にもふさわしい、梅乃宿酒造の技と伝統が息づく高級純米大吟醸です。
トランプ大統領はお酒を飲まないとされており、日本酒は随行員らに提供されたとみられます。高市新総理にとっての記念すべき首脳会談で供された奈良の日本酒、是非召し上がってみてはいかがでしょうか。
トランプ大統領の国賓訪英で供されたワイン
2025年9月17日、イギリスのチャールズ国王夫妻は、ウィンザー城の聖ジョージ・ホールにおいて、国賓としてイギリスを訪問したドナルド・トランプ米国大統領夫妻を歓迎する晩餐会を催しました。
晩餐会では、次のような飲み物が供されました。
【スパークリング】Wiston Estate, Cuvee, 2016
「Wiston Estate Cuvée」は、Wiston Estateが手掛けるフラッグシップ・スパークリングワインです。生産地は、イングランド南部、サセックス州(West Sussex)、サウスダウンズ(South Downs)地域。海岸からも近く、典型的なチョーク質(chalk)土壌の丘陵地帯です。
葡萄品種として、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ のクラシック・シャンパーニュ3種のブレンド。味わいはフレッシュかつエレガントで、柑橘のリニアな酸、軽いスパイス感、オーク由来の香ばしさとブリオッシュのような熟成香が調和。魚介、オイスター、柑橘を使った前菜などと好相性。熟成ポテンシャルも高く、しばらく寝かせても良さを保ちながら進化が期待できる一本です。
ただし、現時点では「Wiston Estate Cuvée」を日本国内で手軽に購入することは難しいようです。
【白ワイン】Domaine Bonneau de Martray, Corton-Charlemagne, Grand Cru, 2018
ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイ(Domaine Bonneau du Martray)は、フランス・ブルゴーニュ地方、アロース・コルトン(Aloxe-Corton)村を拠点とし、全所有畑が特級グラン・クリュ(Grand Cru)という非常に稀有な生産者です。総畑面積は約11ヘクタールで、そのうちコルトン・シャルルマーニュ(Corton-Charlemagne)が約9ha、コルトン(赤ワイン用)が2haを占めています。
「Corton-Charlemagne Grand Cru」はシャルドネ100%で造られる白ワインで、長期熟成に耐える構造を持ちます。テロワールはコルトンの丘陵地帯における白亜質の石灰岩を主体とし、冷涼な気候との組み合わせでミネラルと酸が際立つスタイル。熟成工程では、新樽と古樽を組み合わせ、樽熟・澱(おり)と共に二冬を越すなど丁寧な造りを行っています。
香りには白桃・リンゴなどの果実、白い花や柑橘、蜂蜜、ナッツのニュアンスもあり、テクスチャーは緻密でクリーミー、余韻には塩味を帯びたミネラリティとスパイスが感じられることが多いです。ヴィンテージによっては甘さと酸のバランス、そして石灰・ミネラル感の強さが際立ち、非常に長い熟成ポテンシャルを持ちます。
楽天市場で「コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ・ボノー・デュ・マルトレイ」の白ワインを探す
【赤ワイン】Ridge Vineyards, Monte Bello, 2000
Ridge Vineyards Monte Bello は、アメリカ・カリフォルニア州のサンタクルーズマウンテンズAVA(Santa Cruz Mountains AVA)を代表する赤ワインで、「アメリカのファーストグロウ(First Growth)」とも評されるほどの名声を持ちます。
モンテ・ベロの畑は海岸線から約15マイル、標高約1,300〜2,700フィート(400〜820メートル)と高地に位置し、分解した石灰岩(limestone)や緑の岩(greenstone)、粘土質土壌が混ざり合う土壌構成です。これにより冷涼な日中の温度と夜の冷え、そしてミネラル感を伴った酸とのバランスが整います。
ブドウ品種は主に カベルネ・ソーヴィニヨン を中心に、ヴィンテージによって メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン などを混醸。品種ごとの区画を別々に栽培・発酵させ、後でブレンドする伝統的手法で作られます。
ワインのスタイルは非常に構造があるがエレガントで、タンニンは堅牢かつきめ細かく、果実味はブラックベリー、カシスなどの濃い果実、そしてハーブやスパイス、土や鉛筆芯、森林の落ち葉などの複雑なニュアンスが加わることがあります。熟成に適しており、10〜30年単位で変化を楽しめるクオリティを持ちます。
【シャンパン】Pol Roger, Extra Cuvee de Reserve, 1998
「Pol Roger Extra Cuvée de Réserve」は、フランス・シャンパーニュ地方、エペルネ(Épernay)を拠点とする名門メゾン「Pol Roger(ポル・ロジェ)」のノンヴィンテージ・キュヴェです。Pol Roger は 1849 年創業で、現在も創業家によって経営されており、年間生産量は約 11 万ケースほどと規模は比較的控えめながらもその品質とエレガンスで高い評価を得ています。
ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの 3 品種を用い、30 種類ほどの vins clairs(基酒)からブレンドされて構成されます。発酵は低温制御されたステンレスタンクで行われ、その後瓶内二次発酵と熟成を経てリリースされます。
試飲の印象としては、青リンゴ、すもも、白い花、ビスケットやブリオッシュの香り、そしてトースト香や焼き菓子のニュアンスも感じられることがあります。酸味とミネラリティ、柔らかな泡立ちのバランスが整っており、アペリティフとしても汎用性の高いシャンパーニュです。
楽天市場で「Pol Roger(ポル・ロジェ)」のシャンパーニュを探す
【食後酒】Warre’s 1945 Vintage Port
Warre’s (ワレ)は1670年創業で、ポルトガルのポートワイン界における最古級の英国系ポート会社で、現在はシミントン家(Symington Family Estates)が所有・運営しています。
「Vintage Port(ヴィンテージ・ポート)」は、優れた収穫年に限って宣言される最上級スタイルで、Warre’s のヴィンテージ・ポートはエレガンスとバランスを重視するスタイルが特徴とされます。
たとえば 2017年ヴィンテージでは、混植の古木 (Vinha Velha) を 63%、Touriga Nacional を 22%、Touriga Franca を 15% というブレンド構成が用いられ、香りにはバラ・スミレなどのフローラル香、味わいにはブラックチェリーやブラックベリーの豊かな果実味、強い構造、透明感ある酸が特徴とされています。
楽天市場で「Warre’s Vintage Port(ワレ ヴィンテージ・ポート)」を探す
【食後酒】Hennessy 1912 Cognac Grande Champagne
ヘネシー(Jas Hennessy & Co.)は、フランス・コニャック地方(Charente/Charente-Maritime県)に拠点を置く、1765年創業の老舗メゾンです。ヘネシーは世界最大級のコニャック生産者で、世界各地に多数輸出しています。
「Grande Champagne(グランド・シャンパーニュ)」とは、コニャック地方の6つの“cru”(原産地地区)のうち最上級とされる地区で、石灰質土壌が豊かで、長期熟成適性を持つ原酒(eaux-de-vie)が得られると評価されています。ヘネシーがこの地区由来の原酒をブレンドに用いた表記を付す例として、例えば「Hennessy X.O Grande Champagne(1998年ボトル)」のリリース記録があります。また “Grande Fine Champagne” 表記での VSOP 版なども、歴史的なものとして残されています。
トランプ大統領の母親と同じ1912年製のヴィンテージが選ばれたとのことです。
楽天市場で「Hennessy(ヘネシー)」のコニャックを探す
【食後酒】Bowmore Queen’s Cask 1980, Islay
Bowmore(ボウモア)はスコットランド・アイラ島最古の蒸留所のひとつで、1779年創業。ピートを焚いた独自の麦芽乾燥や自社フロアモルティングによる複雑でスモーキーな味わいで知られます。
「Queen’s Cask」は、エリザベス女王の在位や英国王室に関連して特別に選ばれた樽を指すとされ、一部オークションや特別ボトリングとして流通した記録がわずかに見られます。多くは長期熟成のシングルモルトで、ボウモア特有のシェリー樽由来のリッチな甘味とアイラらしいピートスモークを併せ持つと言われますが、ボトリング年やアルコール度数はロットによって異なります。公式定番品ではなく、限定リリースまたは記念ボトルとして少量生産された極めてレアなアイテムです。
トランプ大統領はお酒を飲まないことで知られていますが、イギリス・アメリカ・フランスの超一流の飲み物がバランスよく供され、非常に華やかな晩餐会だったと言えるでしょう。日本でも入手可能な商品もありますので、世界が注目した英米親善の舞台で供された逸品を是非一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
【首脳会議】TICADを彩った日本の名酒の数々
2025年8月21日、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルにおいて、石破茂内閣総理大臣夫妻は、TICAD 9出席のため訪日中の各国首脳を迎えて、晩餐会を主催しました。
晩餐会では、日本の食文化を発信するために、旬の国産食材をふんだんに使用した料理が提供されるとともに、被災地を含む日本各地の日本酒及び日本産ワインが振る舞われました。メニュー検討委員会には、専門家として、熊谷喜八氏、石川泰史氏、手島麻記子氏、齊藤悦夫氏(ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル・名誉総料理長)、伊藤肇氏(同ホテル・総料理長)、新倉満氏(同ホテル・シニアソムリエ)が参画しました。
晩さん会で供されたお酒は下記のとおりです。それぞれの料理にペアリングの形で供されたようです。
【ウェルカムドリンク】
CHIYOMUSUBI AWASAKE SORAH 北斎ラベル(鳥取県)
「CHIYOMUSUBI AWASAKE SORAH 北斎ラベル」は、千代むすび酒造が手掛ける華やかなスパークリング日本酒です。きめ細やかな泡立ちとやさしい甘みが特長で、シャンパンのような爽やかさと日本酒ならではの奥行きを楽しめます。アルコール度数は低めで口当たりが軽く、和食はもちろん洋食やスイーツとも相性抜群。北斎の浮世絵をあしらったラベルは贈答品や特別な日の乾杯にもぴったりです。
【アミューズ】
日本酒:黒松白鹿 純米大吟醸 JD-50 (兵庫県)
ワイン:笛吹甲州グリ・ド・グリ(山梨県)
「黒松白鹿 純米大吟醸 JD-50」は、兵庫・灘の酒蔵「辰馬本家酒造」が磨き上げた上質な一本です。酒造好適米を50%まで丁寧に磨き上げ、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香とふくらみのある旨味を実現しました。口に含むと、果実を思わせるフルーティーな香りとやわらかな口当たりが広がり、後味はすっきりとキレよくまとまります。冷酒でいただけば爽やかさが際立ち、食中酒としても料理を引き立てる万能な味わいです。
「笛吹甲州 グリ・ド・グリ」は、シャトー・メルシャンが山梨・笛吹地区産の甲州ぶどう(Gris=“グリ”と呼ばれる淡い灰色がかった紅紫色の果皮)を用い、果皮や種と共にじっくり醸した“オレンジワイン”的な仕立ての辛口ワインです。その色合いはピンクオレンジややや褐色を帯びた濃い黄色で、アプリコットやリンゴのコンポートを想わせる甘やかなアロマに、紅茶やダージリン、オールドローズ、クローヴなどの温かみある香りが重なります。味わいは心地よい酸味と紅茶のようなほのかな渋味、果皮や種由来の複雑な旨味とタンニンが口中に立体的な余韻をもたらし、ミネラル感と滋味を携えた辛口スタイルに仕上がっています。ワインコンペでも高い評価を受けており、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2021」ではオレンジワイン部門でゴールドメダルを獲得しました。
【前菜】
日本酒:南部美人 スーパーフローズン瞬間冷凍 純米大吟醸 生原酒(岩手県)
ワイン:祝(山梨県)
「南部美人 スーパーフローズン 瞬間冷凍 純米大吟醸 生原酒(岩手県)」は、しぼりたての純米大吟醸生原酒を瞬時にマイナス30℃で急速冷凍し、鮮度、香り、旨みをそのまま閉じ込めた革新的な一本です。解凍後はまるで蔵で味わうしぼりたてそのもののような、フレッシュで透明感のある豊かな香味が蘇ります。南部美人が培った技術と情熱によって「生まれたての美味しさ」を世界中に届けたいという理念を体現した、希少かつ贅沢な酒体です。
「祝(いわい)」は、勝沼醸造が山梨県甲州市勝沼町「祝地区」で収穫された甲州種100%のぶどうのみを使用し、シュール・リー製法で仕込んだ辛口の白ワインです。祝地区は標高約400 m、富士山由来の火山灰土壌という条件に恵まれ、長い日照や乾燥した気候により、白桃やマルメロのようなふくよかな果実香とともに、すっきりとした酸と引き締まったミネラル感を備えたぶどうが育まれます。シュール・リー(澱と接触させたまま熟成)によって、クリーミーでリッチな旨味と複雑な風味が加わり、白桃を思わせる芳香が際立つ仕上がりです。その名「祝」は「おめでたい」を意味し、食卓の祝いのシーンにもふさわしい華やかな一本となっています。
【スープ】
日本酒:月の桂 祝米 純米大吟醸 にごり酒 生酒(京都府)
ワイン:日本のあわ(ロゼ)
「月の桂 祝米 純米大吟醸 にごり酒 生酒」は、京都・伏見の増田德兵衞商店が手がける、酒造好適米「祝」を無農薬で契約栽培し使用した、贅沢な純米大吟醸にごり酒です。精米歩合は50%、アルコール度数は16~17%ほどで、まさに“米のシャンパン”と称されるほど華やかでフレッシュな発泡感が特長です。口に含むと、濁り酒特有の甘いコクに、きめ細かな泡が重なり、シャープな切れ味と調和した味わいが広がります豊かな香りと爽快な後味により、天ぷらなどの揚げ物との相性も抜群です。
「日本のあわ ロゼ(ロゼスパークリング)」は、シャトー・メルシャンが手がける国産ブドウ100%のロゼ泡です。マスカット・ベーリーAやメルローなどを使用し、赤みを帯びた美しいピンク色と、イチゴや木イチゴ、クランベリー、綿あめを思わせる華やかなベリー香が特徴です。きめ細かい泡立ちとはつらつとした酸が広がり、黒ブドウ由来の味わいが後味を引き締める辛口スタイルです。食前酒や彩り豊かな前菜、トマトのカプレーゼ、野菜マリネなどと相性がよく、幅広いシーンで楽しめます。軽やかで調和の取れた一本として、おすすめです。
【魚料理】
日本酒:天狗舞 能登大慶×天狗舞 特別純米酒(石川県)
ワイン:アルバリーニョ・ルノー(新潟県)
「天狗舞 能登大慶×天狗舞 特別純米酒」は、能登半島地震で蔵が全壊した櫻田酒造を支援するため、被災地から救い出された酒米と車多酒造の協力によって醸された復興応援酒です。味わい設計は、高橋蔵人(20代)が杜氏・岡田氏の指導のもと挑んだモダンかつ挑戦的なお酒で、能登大慶と天狗舞の伝統的な風味が融合したフレッシュな旨味と香味に仕上がっています。原料米には石川県産「百万石乃白」を使用し、仕込み水には白山の百年地下水、酵母には金沢酵母を用い、“オール石川”的なこだわりも光ります。アルコール度数は約14 %で、冷やして楽しむのがおすすめです。利益は櫻田酒造の復興支援に充てられる、想いの込められた特別な一本です。
「アルバリーニョ・ルノー」は、新潟ワインコーストを代表するカーブドッチ・ワイナリーによる、スペイン原産品種アルバリーニョを用いた辛口白ワインです。“ルノー”(フランス語で“北”)の名の通り、北陸・東北という日本の冷涼地で育まれたアルバリーニョの可能性を信じて造られています。2023年ヴィンテージでは、山形産を主体に、新潟県内の契約農家と自社葡萄園のアルバリーニョをブレンド。香りは桃やアプリコット、リンゴの蜜、柑橘を思わせ、口に含むと豊かな果実味と穏やかな酸味が広がり、余韻にほんのり渋みが加わって全体を引き締めます。産地と気候の特性を生かした、北の地ならではの繊細で伸びやかな味わいが魅力です。
【肉料理】
日本酒:いづみ橋 純米大吟醸 楽風舞 生酛づくり (神奈川県)![]()
ワイン:椀子シラー(長野県)
「いづみ橋 純米大吟醸 楽風舞 生酛づくり」は、泉橋酒造が日本有数の“栽培醸造蔵®”として自社栽培する酒造好適米「楽風舞」(神奈川県海老名市産)を100%使用し、35%まで丁寧に精米した特別な純米大吟醸です。伝統的な生酛(きもと)仕込みにより、米と米麹が育む深い旨味と穏やかな酸味が調和した、風格ある味わいを実現しています。香りにはライチや洋梨、乾燥イチジクを思わせる甘美なニュアンスとミネラル感、バニラやスパイスのようなふくよかさがあり、絹のようになめらかな口当たりとともに複雑な味のレイヤーが余韻として続きます。国内外の品評会でも評価され、2025年IWC(イギリス)純米大吟醸部門でゴールド賞をはじめ、複数の受賞歴を誇る逸品です。
「椀子シラー」は、シャトー・メルシャンが長野県上田市丸子地区の椀子ヴィンヤード(陣場台地)で栽培するシラー100%による赤ワインです。標高の高い冷涼な気候と粘土質の土壌が生み出す厚みのある果実と、世界的にも豊富とされる“ロタンドン”(スパイス成分)を特徴とします。紫がかった濃い赤色から立ち上るのは、黒系ベリーやスミレ、ホワイトペッパーのスパイシーな香りに、ビターチョコレートやヴァニラといった樽香。その後、ほどよい酸味ときめ細かいタンニンが余韻を豊かに彩ります。国内でも評判の高いクールクライメイト・シラーとして、流通も首都圏限定の希少な一本です。
【デザート】
日本酒:江戸開城 純米どぶろく(東京都)
「江戸開城 純米どぶろく(東京都)」は、米・糀・水のみを用いた無添加の伝統酒。東京・港区に復活した東京港醸造が醸す、アルコール度数5〜6%と非常に低めのどぶろくで、初めての方や、強い酒が苦手な方にもおすすめです。濁り酒特有のとろりとした甘みと、甘酒を思わせるやさしい味わいを楽しめます。また、江戸末期の若松屋が蔵元の前身であり、勝海舟や西郷隆盛も訪れた歴史背景があり、100年の時を経て現代に蘇ったロマンも魅力の一つです。食前にも、おやすみ前にも、ふんわり優しく寄り添う一本です。
それぞれのお料理に合わせて、被災地を含む日本各地の日本酒及び日本産ワインの逸品が供された今回のTICAD晩餐会。皆様の上質なひとときをこれらのお酒で彩ってみてはいかがでしょうか。
太平洋・島サミットでのおもてなしのお酒
2024年7月17日、岸田文雄内閣総理大臣夫妻は、第10回太平洋・島サミット(PALM10)に出席するため訪日した各国・地域首脳夫妻等を招き、迎賓館赤坂離宮において晩餐会を主催しました。
晩餐会では、能登地方の被災地復興支援のため、能登牛、水産物、野菜、調味料に至る石川県産の旬の食材をふんだんに使った料理が提供されました。これに合わせて、日本酒や日本産のワイン、ソフトドリンクが供されましたのでご紹介します。
首脳夫妻控室では「南部美人 あわさけ スパークリング」が供されました。「南部美人 あわさけ スパークリング」は、岩手県の酒蔵・南部美人が手掛けるスパークリング日本酒です。シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」製法を採用し、透明で強いガス圧を持つスパークリングを実現しています。 心地よい吟醸香と優しい口当たりが特徴で、爽やかな泡立ちとともに、後味にはしっかりと米の旨味が感じられます。 このバランスの良さから、食前酒としてはもちろん、食中酒としても楽しめます。また、「SAKE COMPETITION」のスパークリング部門で2年連続第1位を受賞しており、その品質の高さが評価されています。 特別な日の乾杯や贈り物に最適な一本です。
賀茂泉「皇寿(皇壽)」純米大吟醸は、広島・西条の名門蔵が生み出す逸品です。最高級の酒米と名水で仕込み、華やかで上品な香りと、まろやかで深みのある味わいが特徴。低温でじっくり発酵させることで、繊細で奥行きのある旨みが引き出されています。食中酒としても優れ、和食はもちろん洋食とも好相性。贈答用としても格式があり、特別な日の一杯にふさわしい逸品です。伝統と革新が融合した、まさに至高の純米大吟醸といえるでしょう。
【白ワイン】AJIMU WINE GOKKA Chardonnay(安心院ワイン極果シャルドネ)
安心院ワイン「極果(GOKKA)シャルドネ」は、大分県・安心院葡萄酒工房が手がける高品質な白ワインです。シャルドネ100%を使用し、長期熟成を経て生まれる奥深い味わいと芳醇な香りが特徴。果実の凝縮感と樽熟成による豊かな風味が調和し、繊細ながらも力強い味わいを楽しめます。爽やかな酸味とクリーミーな口当たりが心地よく、魚介料理や白身肉と相性抜群。特別な日の乾杯や贈り物にも最適な、上質な一本です。安心院の風土と醸造技術が生み出した、唯一無二の味わいを堪能できます。
【赤ワイン】IZUTSU WINE NAC Merlot BARREL(井筒ワイン NAC メルロー樽熱)
井筒ワインの「NACメルロー樽熟」は、長野県塩尻市産のメルロー種ブドウを100%使用し、オーク樽で約18ヶ月間熟成させた赤ワインです。この工程により、メルロー特有の柔らかな味わいに、樽熟成による深みと厚みが加わっています。黒系果実を煮詰めたような甘い香りに、樽由来のバニラ香や土のニュアンスが感じられ、口当たりはしっかりとしてドライながらも、ふくよかで滑らかな酸味が特徴です。余韻も長く、旨味が持続するため、赤身肉のグリルや煮込み料理などと相性が良いでしょう。飲み頃の温度は14~18℃前後とされています。
広島レモンサイダーは、広島県産の防腐剤不使用・ノーワックスのレモンを皮ごと搾った果汁を使用し、1瓶に果実1個分の果汁が含まれています。さらに、広島特産の海人の藻塩を少量加えることで、レモンの味わいがより深く引き立ちます。爽やかな香りとまろやかな酸味が特徴で、すっきりとした甘さが楽しめる大人向けのジュースです。黄金色のパッケージも魅力的で、広島ならではの特産品として人気があります。
また、砂糖不使用でカロリー控えめな点もヘルシー志向の方に嬉しいポイントです。
広島レモンサイダーは、広島県内の百貨店やスーパー、道の駅、高速道路のサービスエリア、広島駅、広島空港などで購入できます。その爽やかな味わいは、暑い季節のリフレッシュやお土産としても最適です。
広島レモンサイダーの魅力を紹介する動画もありますので、ぜひご覧ください。
|
|
「奥会津金山 天然炭酸の水」は、福島県金山町で採水される日本でも希少な天然炭酸水です。地中で天然の炭酸ガスが溶け込んだこの水は、シャンパンを思わせる繊細な微炭酸と、軟水ならではのまろやかな口当たりが特徴です。 人工的に炭酸を添加した飲料とは一線を画す、自然由来の優しい泡立ちと爽やかな味わいが、食事との相性も良く、特に和食や日本酒との組み合わせが推奨されています。 また、密封性の高いガラス瓶に詰められており、採水したままの風味を損なうことなく楽しめます。 この「極上の逸品」は、日常の食卓を豊かに彩るだけでなく、特別な日の贈り物としても喜ばれるでしょう。
天皇陛下と雅子さまがイギリス訪問で召し上がったお酒
2024年、天皇皇后両陛下は国賓としてイギリスを訪問し、6月25日、バッキンガム宮殿でチャールズ国王夫妻主催の晩餐会に出席されました。天皇陛下は約14分間の英語によるスピーチで、日英両国の友好親善関係が次世代へ確実に引き継がれ、さらに発展することを願われました。
晩餐会では、次のメニューが振舞われました。
【前菜】スコットランド産ラングスティーヌにキュウリとバジルのムース、冷やしたトマトのコンソメ添え
【主菜】ハーブバターを塗ったコーンウォール産のヒラメのフィレのレタス包み、ポテトとほうれん草のクリームコロッケとインゲンとウズラの卵添えサラダ
【デザート】桃のシャーベットをはさんだアイスクリームボム
これらの料理に合わせて供されたお酒は次のとおりです。
【乾杯酒】イングリッシュ・スパークリングの「コート&シーリー ブリュット・リザーヴ」(Coates and Seely Brut Reserve NV)
「コート&シーリー ブリュット・リザーヴ」は、英国ハンプシャー州で造られる上質なイングリッシュ・スパークリングワインです。シャンパーニュと同じ伝統的製法(トラディショナル・メソッド)で造られ、シャルドネとピノ・ノワールを主体としたブレンドが繊細な泡立ちとエレガントな味わいを生み出します。爽やかな柑橘や白い花の香りに、トーストやアーモンドのニュアンスが重なり、豊かな風味とバランスの良さが魅力です。英国王室やミシュラン星付きレストランでも提供されるなど、品質の高さは国際的にも認められています。特別な日を彩る1本としておすすめです。
【白ワイン】「クメウ・リヴァー シャルドネ ハンティングヒル 2016」(Kumeu River, Hunting Hill Chardonnay 2016)
「クメウ・リヴァー ハンティングヒル シャルドネ」は、ニュージーランド・オークランド郊外の単一畑から生まれる、世界的にも高評価を受ける白ワインです。1982年に初めて植樹され、2000年に再植されたこの畑は、豊かな果実味とミネラル感を備えたブドウを育みます。レモンやライムの花の香りに、白桃やフリントのニュアンスが重なり、シルキーな質感と活き活きとした酸が特徴です。天然酵母による発酵とフレンチオーク樽での熟成が、複雑で洗練された味わいを生み出しています。その品質は、ブルゴーニュのプルミエ・クリュにも匹敵すると評され、熟成によってさらなる深みを増すポテンシャルを秘めています。和食や魚介料理との相性も良く、特別な日の一杯にふさわしい逸品です。
楽天市場で「クメウ・リヴァー シャルドネ ハンティングヒル」を探す
【赤ワイン】「シャトー・アングリュデ 2014」(Château Angludet, Margaux 2014)
「シャトー・アングリュデ 2014」は、マルゴーの伝統とシシェル家の情熱が融合した、優雅で奥行きのある赤ワインです。カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー33%、プティ・ヴェルド11%のブレンドから生まれ、深みのあるルビー色とブラックベリーやカシス、ほのかな花の香りが特徴です。口当たりは滑らかで、熟したタンニンが心地よい骨格を形成し、バランスの取れた味わいが広がります。熟成により、さらなる複雑さと深みが期待できる一本で、特別な食事や贈り物にも最適です。
【シャンパン】「ローラン・ペリエ ロゼ ブリュット」(Laurent Perrier Cuvée Rose NV)
「ローラン・ペリエ ロゼ ブリュット」は、1968年に誕生した革新的なロゼシャンパーニュで、ピノ・ノワール100%を使用し、48〜72時間のマセラシオン(果皮浸漬)によって鮮やかなサーモンピンクの色調と豊かな果実味を引き出しています。ラズベリーやストロベリー、ブラックチェリーなどの新鮮なベリー系果実の香りが際立ち、口に含むと凝縮したフルーツのフレーバーが広がります。骨格のある味わいとフレッシュさが調和し、長い余韻を楽しめるのが特徴です。エレガントなボトルデザインも魅力で、特別な日の乾杯や贈り物に最適な一本です。
今回ご紹介したワインの数々は、イギリス王室の心のこもったおもてなしが感じられる上質なワインばかりです。特別な日の乾杯や贈り物にお使いになってみてはいかがでしょうか。