【東京五輪】オリンピック・パラリンピック招致で供されたワイン

2013年3月、2020年オリンピック・パラリンピック開催候補地だった東京で、その開催決定を左右する国際オリンピック委員会（IOC）評価委員による現地調査が行われました。
3月6日には、迎賓館赤坂離宮で、高円宮妃久子さまをお迎えして、内閣総理大臣主催公式歓迎・ 東京オリンピック開催50年記念夕食会が開かれ、IOCを手厚く歓待しました。
この夕食会で供されたワインが、日本ワインの「高畠ワイン ナイトハーベスト シャルドネ」です。

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なお、高畠ワインを製造する高畠ワイナリーの製造する「高畠バリック メルロー樫樽熟成」は、2013年の全日空国際線機内サービスワインに選ばれ、欧州路線などのファーストクラスで提供されました。

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2020年東京オリンピック・パラリンピック招致成功の一役買った日本ワインと、ANAのファーストクラスでも供される日本ワイン。数ある日本ワインの中でも、この上ない品質と話題性を兼ね備えた日本ワインと言えるでしょう。

一方で、お値段は1本3,000円前後と大変お手頃です。

是非この機会に、美味しい日本ワインをお楽しみになってみてはいかがでしょうか。

【宮中晩餐会】ルクセンブルク大公に供されたワイン

2017年、ルクセンブルクのアンリ大公殿下（His Royal Highness Grand Duke Henri of Luxembourg）が国賓として来日されました。
アンリ大公はマリア・テレザ妃殿下（Her Royal Highness Grand Duchess Maria Teresa of Luxembourg）とともに来日される予定でしたが、健康上の理由から妃殿下の来日は取り止められ、アレクサンドラ王女殿下（Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg）を伴われての来日となりました。
宮中晩餐会で供されたワインは次のとおりです。

【シャンパン】モエ・エ・シャンドン・ドン・ペリニョン（1999年）

大変知名度の高い、1743年創業のモエ・エ・シャンドン社のシャンパン「モエ・エ・シャンドン・ドン・ペリニョン（Moet et ChandonDom Perignon）」は、毎回の宮中晩餐会で乾杯酒として供されています。ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたドン・ペリニヨンは1999年製で、希少なため大変高額ですが、手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなドン・ペリニヨンをお探しになってみてはいかがでしょうか。

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【白ワイン】シャサーニュ・モンラッシェ（1998年）

シャサーニュ・モンラッシェ（Chassagne Montrachet）は、白ワインの聖地ともいわれるシャサーニュ・モンラッシェ村で生産された白ワインで、豊満で柔らかく優しい味わいが魅力です。ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたドン・ペリニヨンは1998年製ですが、より手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなシャサーニュ・モンラッシェをお探しになってみてはいかがでしょうか。

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【赤ワイン】シャトー・マルゴー（1995年）

 シャトー・マルゴー（Chateau Margaux）は、世界で最も高い名声を有する赤ワインの一つです。文豪ヘミングウェイが、このシャトー・マルゴーに惚れ込んで、愛娘の名前を英語読みの「マーゴ」と名付けたことでも有名です。 ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたシャトー・マルゴーは1995年製で、希少なため大変高額ですが、手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなシャトー・マルゴーをお探しになってみてはいかがでしょうか。

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なお、宮中晩餐会では、宮内庁式部職楽部が洋楽を演奏し、晩餐会に華を添えます。曲目は相手国との関係なども考慮して選ばれますが、天皇皇后両陛下が国賓を伴われて「豊明殿」にご入場になられる際は、必ず芝祐靖氏作曲の入場曲「親愛」が演奏されます。
この「親愛」は、1998年の長野オリンピック冬季競技大会の開会式で、天皇皇后両陛下がロイヤルボックスにご入場になられる際にも流されました。

「親愛」は、芝祐靖氏作曲のオーケストラ作品を集めた「芝祐靖の音楽 オーケストラ作品集 幻遙」に収録されていますので、是非ワインとともに楽しんでいただければと思います。

なお、昭和時代に作られたこのドキュメンタリーでも、「親愛」が奏でられる中、昭和天皇と国賓が宮中晩餐会にお出ましになるシーンや、そのリハーサル風景が登場します。

【皇室】 昭和59 [1984年] 春の皇居

今回ご紹介したワインは、いずれも最高級のワインです。相手国の重要度や大小に関わりなく、常に公平に心を込めておもてなしになる日本の皇室のなさりようが表れているともいえるでしょう。
特別な日や大切な人への贈り物に、是非これらのワインをお選びになってはいかがでしょうか。

【首脳外交】サミットで供される国産スパークリング

2000年、沖縄県を中心に、九州・沖縄サミットが開催され、日本を含む8カ国の首脳とEUの代表が一堂に集いました。
沖縄県那覇市の首里城で催された首脳晩餐会では、乾杯酒に、栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーが製造する国産スパークリングワイン「のぼ（NOVO）」が用いられました。

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この時に供されたのは1996年製の「のぼ・ドゥミセック」で、その名のとおり「ドゥミセッック（甘口）」のスパークリングワインです。現在、1996年製は残念ながら流通していないとのことですが、2013年製の「のぼ・ドゥミセック」は購入が可能です。
また、また、辛口の「のぼ・ブリュット」も製造されていますので、「スパークリングはやはり辛口がいい」という方には、こちらもお勧めです。

なお、ココ・ファーム・ワイナリーが製造する「北ののぼ 」というスパークリングワインは、2016年4月10日に開かれたG7広島外相会合第1日目の岸田外務大臣夫人主催夕食会の乾杯で供されました。

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国産のスパークリングワインは知名度が低く、どうしても海外のシャンパンやスパークリングワインに目が行きがちですが、今回ご紹介したように、首脳外交の場では積極的に用いられています。国産のものに興味はあるものの、どれが美味しいのかが分からない…という方にも、首脳外交の場で度々用いられているココ・ファーム・ワイナリーの「のぼ（NOVO）」は、安心してお楽しみいただける銘柄と言えるのではないかと思います。
特別な日や大切な人への贈り物に、是非「のぼ（NOVO）」をお選びになってはいかがでしょうか。

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【総理晩餐会】トランプ大統領に供された日本ワインと日本酒

2017年、安倍晋三内閣総理大臣夫妻は、東京・元赤坂の迎賓館で、公式実務訪問賓客として訪日したドナルド・トランプ米国大統領（The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America）夫妻を歓迎するための晩餐会を開催しました。
晩餐会では次のような日本ワインや日本酒が振る舞われました。

【白ワイン】フジクレール 甲州 樽発酵（フジッコワイナリー、山梨）

山梨県の「フジッコワイナリー」が製造した白ワイン。山梨県内で栽培された甲州種100%使用して醸造されました。厳選された良質の葡萄のみを使用し、オークの小さな樽の中でゆっくりと発酵させたワインで、豊かな香りとまろやかな味わいが特徴です。日本ワインコンクールで金賞を受賞しています。

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【赤ワイン】ソラリス 信州東山 カベルネ・ソーヴィニヨン （マンズワイン、長野）

長野県の「マンズワイン」が製造した赤ワイン。上田市塩田平「東山」地区は、マンズワインがカベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培適地として選んだ場所で、ボルドーの最も厳しい収量基準にも匹敵するレベルで葡萄を収穫しています。発酵後は、フランス産の新樽で育成。深く濃い色と品種独特のこの上なく上品で芳醇な香り、質の高い渋味と引き締まってしなやかな味わいに満ちたワインに仕上がっています。

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【日本酒】純米大吟醸「ゆり」（鶴乃江酒造、福島）

林ゆりさんという女性が、自分でお酒を造ってみたいと実家の鶴乃江酒造に入社し、翌年、女性が造った女性におすすめのお酒として「純米大吟醸ゆり」を発売したのがこの商品です。

地元にこだわり、会津産酒造好適米「五百万石」を使用し、福島県の酵母を使用した日本酒。口当たりやさしく広がりすっきりとした辛口です。

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今回は、日本ワインをご紹介しました。日本ワインというのは玉石混交で、どれが美味しいのか、意外と判断基準がないのではないかと思います。ワインを贈られた側としても、それが良いワインなのかどうか、残念ながら分からない…ということもあろうかと思います。
そんな時、大変重要な日米の首脳外交の場で供された日本ワインであれば、それだけでも話題になるでしょうし、品質も確かであることが皆で共有できると思います。
特別な日や大切な人への贈り物に、是非これらの日本ワインや日本酒をお選びになってはいかがでしょうか。

【オバマ大統領来日】贈られた日本酒・味わった日本酒

2014年、アメリカ合衆国のオバマ大統領が国賓として来日されました。
その際に天皇皇后両陛下の主催で開かれた宮中晩餐会で供されたワインは、こちらでご紹介したところです。

一方、オバマ大統領の滞在中には、安倍晋三首相との日米首脳会談の場が持たれるとともに、銀座・すきやばし次郎での非公式夕食会が開かれました。

日米首脳会談の際、安倍晋三首相がプレゼントしたのがこのお酒です。

獺祭〔だっさい〕 磨き その先へ

「獺祭（だっさい）」は、安倍首相の地元・山口県の地酒ですが、「獺祭　磨きその先へ」は、獺祭のなかでも最高級品になります。

獺祭のラインナップには”50”（50%精米）、”磨三割九分”（39％精米）、”磨二割三分”（23%精米）がありますが、この商品はさらに精米をしているそうです。

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また、オバマ大統領と安倍晋三首相が銀座・すきやばし次郎で飲まれたお酒がこちらです。

大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴

「賀茂鶴」は1623年(元和9年)創業で、広島県の銘醸地「西条」にある日本屈指の日本酒ブランドです。

「大吟醸・特製ゴールド賀茂鶴」は、1958年（昭和33年）に金箔入り大吟醸のさきがけとして発売されて以来、「賀茂鶴」を代表する大吟醸酒として長く愛されています。優雅な香りと芳醇な味わいが特徴で、桜の花びら型金箔が入っています。

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いずれも最高級の日本酒であり、オバマ大統領来日時に贈られたり、振舞われたりしたお酒として話題性も抜群です。特別な日や大切な人への贈り物に、是非お選びになってはいかがでしょうか。