2018年10月30日、ホテルニューオータニで、高円宮家の三女・絢子さまと守谷慧さんの結婚披露宴が催されました。皇太子ご夫妻をはじめ、皇族、元皇族、三権の長などが招かれた華やか宴となりました。飲み物は次のものが供されました。
【乾杯酒】シャンパーニュ ベスラ ドゥ ベルフォン キュヴェ デ モワンヌ ブリュット ブラン ドゥ ブラン
透明のきれいなお酒が各テーブルに注がれている光景は、テレビでも中継されており、このボトルを目にされた方も多いのではないでしょうか。食事を通じて飲み続けても、お腹が一杯にならないよう、泡を細かく抑える特別な製法で作られているそうです。
ドミニク・ローランのワインです。ローラン氏は、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)、最小限の亜硫酸の使用、ノンフィルターなど近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法にこだわり、ブルゴーニュ屈指の醸造家とされています。3,000円前後の商品が多く、価格も比較的お手頃です。
【赤ワイン】ドメーヌ ドゥ シュヴァリエ ルージュ ペサック レオニャン
披露宴では、守谷慧さんの生まれ年1986年のヴィンテージものが供されました。そこまでのヴィンテージはなかなか入手困難ですが、もう少し製造年の新しいものはもちろん入手可能です。深みのある、通向けの味わいです。
ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ・ルージュ・ペサック・レオニャンの商品一覧(楽天市場)
披露宴では、絢子さんの生まれ年1990年のものが供されました。
ちなみに、シャトー・ギローは、1996年から除草剤、2000年か殺虫剤の使用を止め、2011年には有機認証を受けており、地球環境にも人にもやさしいワイン造りを進めていることも特筆すべき点だと思います。
ウィスキーは、絢子さんの父・憲仁親王殿下が1988年にニッカウヰスキー余市蒸留所でブレンドされたモルトウィスキーが供されました。こればかりは、世界でオンリーワンのお酒で、私たちが同じものをいただくことはできませんね。花嫁・絢子さんにとって、早くに亡くされたお父さまのとっておきのウィスキーは、かけがえのない味わいだったのではないでしょうか。
ちなみに、「モルトウィスキー」とは、大麦麦芽のみを使用したウイスキーを指します。
今回の守谷絢子さんのご結婚は、お相手も申し分ないご立派な方で、大変スムーズに事が運び、多くの国民に祝福される中で行われ、まさにお手本のようなご結婚だったのではないでしょうか。
結婚披露宴でのワイン選びに、今回ご紹介したワインを是非参考になさってはいかがでしょうか。結婚のみならず、特別な日のワインにも是非お選びいただけたら幸いです。