2017年、ルクセンブルクのアンリ大公殿下(His Royal Highness Grand Duke Henri of Luxembourg)が国賓として来日されました。
アンリ大公はマリア・テレザ妃殿下(Her Royal Highness Grand Duchess Maria Teresa of Luxembourg)とともに来日される予定でしたが、健康上の理由から妃殿下の来日は取り止められ、アレクサンドラ王女殿下(Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg)を伴われての来日となりました。
宮中晩餐会で供されたワインは次のとおりです。
【シャンパン】モエ・エ・シャンドン・ドン・ペリニョン(1999年)
大変知名度の高い、1743年創業のモエ・エ・シャンドン社のシャンパン「モエ・エ・シャンドン・ドン・ペリニョン(Moet et ChandonDom Perignon)」は、毎回の宮中晩餐会で乾杯酒として供されています。ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたドン・ペリニヨンは1999年製で、希少なため大変高額ですが、手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなドン・ペリニヨンをお探しになってみてはいかがでしょうか。
モエ・エ・シャンドン ドン・ペリニヨンの商品一覧(楽天市場)
シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne Montrachet)は、白ワインの聖地ともいわれるシャサーニュ・モンラッシェ村で生産された白ワインで、豊満で柔らかく優しい味わいが魅力です。ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたドン・ペリニヨンは1998年製ですが、より手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなシャサーニュ・モンラッシェをお探しになってみてはいかがでしょうか。
シャトー・マルゴー(Chateau Margaux)は、世界で最も高い名声を有する赤ワインの一つです。文豪ヘミングウェイが、このシャトー・マルゴーに惚れ込んで、愛娘の名前を英語読みの「マーゴ」と名付けたことでも有名です。 ルクセンブルクのアンリ大公殿下を歓迎する宮中晩餐会で供されたシャトー・マルゴーは1995年製で、希少なため大変高額ですが、手頃な価格で購入できるものも販売されていますので、下記のリンクからお好きなシャトー・マルゴーをお探しになってみてはいかがでしょうか。
なお、宮中晩餐会では、宮内庁式部職楽部が洋楽を演奏し、晩餐会に華を添えます。曲目は相手国との関係なども考慮して選ばれますが、天皇皇后両陛下が国賓を伴われて「豊明殿」にご入場になられる際は、必ず芝祐靖氏作曲の入場曲「親愛」が演奏されます。
この「親愛」は、1998年の長野オリンピック冬季競技大会の開会式で、天皇皇后両陛下がロイヤルボックスにご入場になられる際にも流されました。
「親愛」は、芝祐靖氏作曲のオーケストラ作品を集めた「芝祐靖の音楽 オーケストラ作品集 幻遙」に収録されていますので、是非ワインとともに楽しんでいただければと思います。
なお、昭和時代に作られたこのドキュメンタリーでも、「親愛」が奏でられる中、昭和天皇と国賓が宮中晩餐会にお出ましになるシーンや、そのリハーサル風景が登場します。
今回ご紹介したワインは、いずれも最高級のワインです。相手国の重要度や大小に関わりなく、常に公平に心を込めておもてなしになる日本の皇室のなさりようが表れているともいえるでしょう。
特別な日や大切な人への贈り物に、是非これらのワインをお選びになってはいかがでしょうか。